寄居町の峰雲広き藤田の家の墨付け・刻みの作業が順調に進んでいます。

墨付け・刻みとは、今ではあまり見られなくなった昔ながらの大工技術です。

今の時代の家づくりでは、プレカットと言われる工場生産の構造材が使われるのが一般的となっています。弊社ではできる限り、大工の手による墨付け・刻みを行っていきたいと考えています。

実際の加工風景をお施主様にも見て頂きました。喜んで頂けたようで良かったです。

電動のこぎりや角のみ盤などの電動工具から、昔ながらのノミやカンナ、ゲンノウなどの手工具まであらゆる道具を駆使して刻みを行います。

何十本もの構造材が1棟分の家に使われますが、1本1本、個性の違う木材を見極めつつ行う墨付け・刻みは、木の癖による不具合を最小限に留めることに繋がります。

親方が書いた原寸図を基に、墨付け(柱や梁などに加工するための目印をつけていく作業)を行い、その目印の通りに刻み(加工)を行います。

構造材は3m~4mものの木材が良く使われますが、実際はそれ以上の長さが必要となる場合が多々あります。そんなときは、継手(つぎて)と呼ばれる加工方法で、木と木を繋げます。この継手は金輪継手(かなわつぎて)です。

この継手は台持ち継手(だいもちつぎて)と呼ばれる継手になります。繋ぐ位置や場所によって使い分けられます。

墨付け・刻みは大工にとっての正念場。この構造材を現場で組み上げていくことを建前(たてまえ)や上棟(じょうとう)などといいますが、手刻みの現場のその日の緊張感はもの凄いです。

2月中ごろ、この家の上棟が行われます。まずは無事に棟が上がることを目標に日々作業を進めて参ります!

会社情報

株式会社SUHARU建匠
〒350-0807埼玉県川越市吉田180
TEL:049-277-5244
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E-mail:smail@suharu-kenshou.co.jp

弊社は川越市を拠点に営業している建設会社です。木造住宅の新築工事、リフォーム、古民家リノベーション、店舗工事からオーダー家具製作、水廻りのお困りごとや火災報知機の取り換えなど生活に関わる些細な注文も承っております。

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